マルチタイムの基本的な考え方を解説しました。途中、学習用のインジもありますので、実際にMT4で動かしてみて下さい。理解が深まります。


マルチタイム レポート ①

 インジのダウンロードサイトとして有名な abysse から、MTF MA というマルチタイム移動平均線をダウンロード、表示させてみました。不具合 100 % のインジですね。立ち上げまでは「平らな線」が表示されているのに、時間の経過とともに 「凸凹 線」ができてしまいます。 「 右クリック → 更新 」で正しく表示されますが、これは明らかにプログラムの欠陥です!

 

 MA だけでなく、マルチタイムのボリンジャーバンドや MACD の中には、同じコードでプログラミングされているインジもあるかも。 それも1つや2つなんてことはなく。。。

 

 まずはほんとうにこんな不具合が起きるのか、実際に確かめてみて下さい。修正コードは次回 レポート ② で。 (マルチタイムユーザーは要注意!)

マルチタイム レポート ②

 「 そもそもマルチタイムってどういうこと? 」という話し、、、

 

なんですが、文字の説明より下の画像を見てもらった方が早いです。これで納得して下さい。

【マルチタイムの特徴】

 通常、マルチタイムラインは階段状に表示され、

・ 一段一段は平らな面

・ 一段の大きさ(長さ)は 「 マルチタイム÷チャートウィンドウの時間枠 」で算出

・ 一段の始まり時刻はマルチタイムの整数倍

 という特徴があります。

 

 逆に言うと、

・ 凸凹な段ができていたり、

・ 15分足にマルチタイムH1を設定したのに、一段がロウソク3本分しかない、

・ マルチタイムH4を設定したのに、一段のスタート時刻が 03:00 とか 15:00 になっている、

 1つでもあてはまったら、そのマルチタイムは正常に機能していないということになります。

マルチタイム レポート ③

 マルチタイム学習用インジです。レポート ① で取り上げた MTF MA を修正し、mtfMA_mod1 としました。

 このインジでは、マルチタイムを設定する場合、例えば1時間でしたら H1、 60 のどちらを入れてもOKです。その他のタイムフレームについても同様です。

  ・ 4時間の場合、H4 または 240,

  ・ 日足の場合、D1 または 1440,

  ・ 週足の場合、W1 または 10080 (1440 × 7 ),

  ・ 月の場合、MN または 43200 (1440 × 30 ),

わざわざ5ケタの数字を打ち込む人はいないと思いますが、いちおう可能ということで挙げておきます。

mtfMA_mod1.zip
圧縮Zipフォーマット 14.6 KB

 下の画像に付記した特徴2つ、ご自身の目でしっかりと確かめて下さい。


マルチタイム レポート ④

Learn_swMTF_paraFixed.zip
圧縮Zipフォーマット 25.0 KB

 今回はマルチタイムの値が確定するタイミングについてです。

 

 マルチタイムでない通常のロウソクと同様の考え方です。いまさらという感もしますが、「 新しいロウソクができれば前の(古い)ロウソクは確定する 」ですね。

 

 マルチタイムも同様に「 新しい階段ができれば前の(古い)階段は確定する 」ですから、上の画像のように新しい階段が作られ、黄色のドットが1コ表示されたときが、マルチタイムのアラート発生タイミングということになります。

 

 チャートウィンドウの場合は、マルチタイムが階段状に表示されるので視覚的にわかりやすいのですが、問題はサブウィンドウの場合です。階段がありません!

 

 そこで今回作成したのが『 Learn_swMTF_paraFixed 』です。サブウィンドウに表示されたこのインジは、ストキャスが 65 より大きい場合は赤、35 より小さい場合は緑、中間の場合グレーで表示するようにしたものです。

 画像はロウソク5分足にマルチタイム 30分を設定したものです。ドットが1コのときにアラートが1回発生し、時間の経過とともに増加していきます。タイムフレームをいろいろ変えてみると、理解が深まると思います。いろいろ試してみて下さい。

(このインジはマルチタイムが確定したあとのアラート発生タイミングを理解するためのものです。ですので、たとえばマルチタイムに30分を設置したら30分毎に、H1を設定したら1時間毎にアラートが発生します。「同色のバーが継続していたらアラートは不要」というようなことは考慮していません。)

マルチタイム レポート ⑤

Learn_swMTF.zip
圧縮Zipフォーマット 42.4 KB

 今回は前回の応用で、2本のマルチタイムの値が確定するタイミングについてです。

 

『 Learn_swMTF.zip 』をダウンロードし解凍して下さい。Learn_swMTF.ex4 と Learn_swMTF_alertBar.ex4 の2つのファイルが入っています。

 

 画像は、ドル円5分足に Learn_swMTF を二重起動(マルチタイムは 1530)し、その下に Learn_swMTF_alertBar を立ち上げたものです。2枚めの画像の通り、黄色のドットが1コずつたてに並んだときが、マルチタイムが確定した時です。

 

※ Learn_swMTF_alertBar 起動時の注意

 Learn_swMTF から iCutom を用いてデータを読み込むために、 全ロウソクを読み込むと多少時間がかかります(3〜5秒くらい?)。そのため、起動が早く完了するように、この読み込みデータの数をユーザー側で設定できるようにしてあります。パラメーター alertBarMax の初期値は 200 になっていますので、必要に応じてこの値の変更をおこなって下さい(0は全ロウソク)。

 

(今回も、マルチタイムが確定する一定時間ごとにアラートが発生するようになっており、トレンドが継続していたらアラートは不要ということは考慮していません。)

マルチタイム レポート ⑥ (最終回)

マルチタイムパック.zip
圧縮Zipフォーマット 38.8 KB

mtf_iADX , mtf_iRSI , mtf_iStochastic、3つのインジが入っています。


 最終回の今回は私自身の総まとめということで、サブウィンドウに表示されるマルチタイムインジを3つ作ってみました(卒論作品みたいなものです)。

 

 上のマルチタイムパックには、mtf_iADX、mtf_iRSI、mtf_iStochastic、3つのファイルが入っています( インジ名中の『 i 』は、iADX 関数や iRSI 関数、iStochastic 関数を使用していることを示します)。 mtf_iRSI はマルチとノンマルチ、2重表示させてみました。


 レポート ③ で書いたように、マルチタイムの設定は

   ・ 1時間の場合、 H1 または 60 ,

   ・ 4時間の場合、 H4 または 240 ,

   ・ 日足の場合、 D1 または 1440 ,

   ・ 週足の場合、 W1 または 10080 ,

   ・ 月の場合、 MN または 43200 ,

 というように、どちらでも入力できるように作成してあります。マルチタイムのインジの多くが「分で入力」するようになっていますが、これではユーザーフレンドリーとは言えません。「一週間は10,080 分」とか「一ヶ月は43,200 分」、こんな役に立たない数字を覚えているのは一部のヘビーユーザー、マニアだけでしょう。どうせプログラミングするなら、ユーザーにとってできるだけ使いやすいインジを作成するよう心がけるべきと考えます。

 

今回のレポートを含めて計6回、マルチタイムの理解のお役に立てましたでしょうか?

 

「 マルチタイムの一見リペイント的な動き方から、アラートバーの色が転換、即エントリー(エグジット)はかなり危険! 」

 ということが6回にわたる「 マルチタイムレポート 」のまとめです。


 ネット上には、レポートの初回にあげた MTF MA のような 「 なんちゃってマルチ 」 も多く存在します。そんな 「 なんちゃってマルチ 」 に目を奪われることがないよう、じゅうぶんご注意ください。

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